教育運営支援

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2013.10.16

JMOOCと日本の教育改革について

 皆様ご承知の通り、先日10月11日、JMOOC(日本オープンオンライン教育推進協議会)が設立されました。私は、まさにその日、あるフォーラムに参加する中でこのことを知り、そして、率直に、感動を覚えました。「おお、ついに!日本の大学も本気だ!」という感慨です。

 大学の「学び」が大きく変わる可能性が出てきました。大学側あるいは大きく「社会」という視点からすれば、「大学の役割が変わる可能性」と言ってもいいかもしれません。同時に、大学生に限らず高校生からシルバー世代までの全ての「学びたい」人にとって「学びのスタイル」に大きな選択肢が加わることになります。画期的なことです。
批判的に見れば、「すでにMOOCsがあるのにわざわざJMOOCでなくとも・・・」という意見があるかもしれませんが、日本語で学習できるという点で、大多数の日本人にとっては喜ばしいことだろうと思います。

 JMOOCの「事業のねらい」には、「修了認定が広く社会的な価値として認知され」、「学生、社会人、退職者など多様な学習者に対して」、「企業の保有する実践的実学知識の提供も積極的に勧奨し」、「ASEANを始めとするアジア諸国においても提供し」「反転学習・・・(略)・・・その日本での普及・確立を図る」、「「ICT技術を活用し、・・・(略)・・・継続的に学習を改善していく取組みでもある」と謳われています。

  これらの「ねらい」が本当に実現されていくならば、日本の将来も少し明るいものになるように、私には思えます。情報化社会とか知価社会とか言われていながら、これまで日本の教育は工業社会のそれに止まったままでした。それが大きく変わり、知価社会に相応しい教育のあり方に向かうのではないかという期待を、この「ねらい」は感じさせてくれます。戦後の教育政策は、経済成長という点ではある時期まで大成功を収めました。平均的に高い学力の児童・生徒・学生を(伸び続けた出生率とも相俟って)数多く育ててきました。それが延いては平均的に質の高い豊かな労働力を実現し、日本が「奇跡の経済成長」を遂げる原動力となったと言われます。しかしながら、いわゆるバブル崩壊の後、日本は世界の成長から取り残され、「失われた20年」を経験しました。この原因には、明らかに教育の問題があったように思います。わたしたち民間教育機関も反省すべきではありますが、皆が「次の時代に必要な力」がどういうものであるかを分かっていながら、その力を育てるための実践を日本全体で怠ってきたと言えるのではないでしょうか。その怠慢に別れを告げ、大学自らが(一部の大学ではひょっとしたら自分の首を絞めることになるかもしれない)改革に参画するというのは、非常に志の高い、素晴らしい取り組みだと思います。高等教育の質は、その国の経済成長を支える大きな要因の一つであるに違いありません。これがいい方向に変わることは、日本の未来に対して充分に期待が持てるということになるのだろうと考えます。

 一方では、大学入試(選抜)のあり方が大きな問題を抱えていますが、こちらのほうも改革の方向性が打ち出されました。奇しくも上記同日の10月11日に政府の「教育再生実行会議」が開催されています。そこでは、大学への入学者選抜では学力以外の能力や意欲、適性なども評価すべきとの考えと、高校段階で身につけるべき基礎的な学力を試す「到達度テスト」の導入について、意見の一致が見られたとのことです。

 今後さらに議論が深まっていき、未来を生きる生徒や学生にとっても、日本社会にとっても、そして世界全体にとっても、意義深い教育が実現することを、心から願います。

(文責:鈴木)

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2013.09.18

受講生が講師に。「SPOD」の取り組みについて

朝夕、秋の気配を感じる季節になりました。後期がすでに始まっていらっしゃる大学も多いのではないでしょうか?大阪の武田です。久々のThink.A.R.Tです。今週から、毎週弊社スタッフが日頃、関心をもっている教育の話題について発信をしていきます。皆様からの忌憚のないご意見もいただければ幸いです。

さて、私は、8月末から、リメディアル教育学会、私立大学情報教育協会、初年次教育学会とたくさんの学会に参加し、多くのことを学ばせていただきました。(出展も少しさせていただきました)今日は、リメディアル教育学会プレイベントでご紹介いただいたSPOD(Shikoku Professional and Organizational Development network in higer education)について、少しお話しします。

SPODとは、四国地区大学教職員能力開発ネットワークのことです。FD/SDをお考えの大学では、この画期的な取り組みに興味をもたれているところが多いことと思います。「SPOD」では、四国の33大学が連携し、講師の方々は、四国内の他大学に教えに行ったり、また、関西や首都圏の大学でも、セミナーを実施したりしています。FD/SDだけではなく、学生向けのワークショップや、大学経営者の方々対象の研修など、約200程度のカリキュラムを揃え、研修を実施。さらには、海外の大学へも研修に行かれるなど、活躍のステージはグローバル!なのです。

こちらの取り組みで私が驚いたことの一つは、競争相手の他大学に、惜しげもなく自分たちのノウハウを提供し合うことです。それもほぼ無料です!企業ではなかなか、考えにくいですね。四国という地域性もあって一つになりやすかったのだと思いますが、リーダーシップをとられた愛媛大学は、日本の教育の底上げに対する思いに迷いがなかったのだと、本当に感動します。

二つ目は、受講生だった人が今度は講師になる。立場を変えて学んでいくことで早いスピードで成長できます。

三つ目は、人事制度とリンクしていることです。一定の研修カリキュラムを受講すると単位が付与されたり、昇格が約束されていたり、モチベーションに直接繋がる仕組みが用意されています。

すばらしい取り組みが、「サスティナブルに、良い循環で動いていく」という仕掛けづくりがなされています。こうした動きがどんどん進んでいくと、学生もアクティブラーニングをもっともっと受けられるようになりますね。

企業ですけど、私もSPODの研修が受けたくなりました。

(文責:武田)

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2011.07.07

メンターさんに励まされ

こんにちは、東京の山本です。

今日は七夕。お天気がイマイチですが、織姫と彦星はあえたんでしょうかね(関東圏の方は、もやサマ風に読んでいただけると嬉しいです)。

さて、弊社が推進するeラーニング。勧めるからには自分も学ばねばと、ある大学様の社会人向け講座でeラーニング学習し、その際に「メンター」という励ましてくれる方にお世話になり、なんとか「elpベーシック」なる民間資格を取得できました。

皆さん、メンターってご存知ですか?まだまだ、耳慣れない言葉ですね。
日本では、産業界のメンター制度(新入社員に歳の近いお兄さんお姉さん的社員を教育係として付けること)で広まりつつあるかも。

メンター制度(メンタリング)の考え方は、それぞれの個性を尊重し、ある才能が無くても、他の才能、ここが優れているよ!を見つけ、成長の可能性を追求し、支援をする、というもの。コーチングが何かしらの成果を上げるための手法である一方、人にやさしい、メンタリングの考え方は世界的には初等中等教育から大学院に至るまで導入されているようです。

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2011.06.07

大学の悩み? 学生の悩み?

大阪の山際です。

どの大学でも言われること!!

どの大学にお伺いしても言われることは「新入生の基礎学力不足」 続きを読む

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2010.10.27

Blackboard Learnのモバイル対応

東京の小林です。

Blackboard Learnのモバイル対応についてお知らせします。

(あくまで米国の話ですが。)

本年6月末にiPhone版が米国App Storeでリリースされ、7月前半に、Blackberry, Andorid版がリリースされています。
以下You Tubeで流されているPRスポットです。iPadのコマーシャルはなんともAppleチックです。

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