大学改革塾

初年次教育が日本の大学を変える

この春(2008年3月)、初年次教育学会の発足に伴い会長に就任いたしました。私の勤務している同志社大学で行われた設立総会には、想像していた以上に多数の方に参加いただき、改めて初年次教育に対する関心の高さを実感したものです。

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山田 礼子氏(やまだ れいこ)

同志社大学文学部卒、カリフォルニア大学ロサンゼルス校教育学研究科修了(Ph.D)。プール学院大学助教授を経て現職。専門は高等教育、継続教育、初年次教育。ことし3月に発足した初年次教育学会の会長を務める。『一年次(導入)教育の日米比較』『社会人大学院で何を学ぶか』など著書多数。

信念と覚悟をもってやり切ることが、改革の一番の近道

私が事務局長を務める星城大学は、愛知県内とはいえ、名古屋駅から30分もかかる郊外にあります。学生数も1,500人余りしかおりません。それでも、ことし(08年度)の入試の競争率(入学志願者/入学者数)は、優に3倍を超えました。定員充足率も99%台。100は切りましたが、これはもう誤差の範囲でしょう。多くの大学が志願者減、学生減に苦しみ、充足率が半分にも満たない大学が散見されるいま、非常にうまく経営できていると思います。

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今村 裕氏(いまむら ひろし)

1952年生まれ。山梨県出身。中京大学法学部卒業後、学校法人梅村学園中京大学に。総長・理事長秘書などに従事する。ゼネコン企業(米国ナスダック上場)を経て、2000年学校法人名古屋石田学園に移り、企画室長、星城大学設置準備室長を経て現職。リハビリテーション学部の開設や、「e- University化」の実現などユニークな施策を次々と打ち出し、新設大学の経営を軌道に乗せた改革仕掛け人として知られる。

キャリア教育の充実で高まる大学の“教育力”

ここ10年で大学の就職をめぐる状況は大きく様変わりしました。「買い手市場か売り手市場か」といったことではなく、就職に対する大学の取り組みに大きな変化が見られるのです。

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川崎 友嗣氏(かわさき ともつぐ)

1960年生まれ。早稲田大学教育学部卒、同大大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了ののち日本労働研究機構(現=労働政策研究・研修機構)に。キャリアガイダンス研究担当研究員を経て、97年より関西大学に。2003年より現職。現在、関西大学のキャリアデザイン担当主事も務める。主な論文に『米国におけるキャリア発達研究の動向』など。

うまくマスコミと付き合う「大学広報」のヒント

東京本社の社会部記者として約4年、各地の大学を取材してきました。ちょうど国立大学の法人化の時期にあたり、この間、大学は大きく変貌しましたね。

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富所 浩介氏(とみどころ こうすけ)

1968年生まれ。早稲田大学卒業後、読売新聞入社。支局勤務、東京本社社会部を経て、06年9月より大阪本社勤務。東京本社在籍中の02~06年かけて文部科学省および教育を担当し、各地の大学を取材。「大学の現在」や「大学の広報」に詳しい第一線社会部記者。

「リメディアル教育は大学の社会的使命」

日本におけるリメディアル教育は、広く学生の基礎学力の支援から、大学入学時の学習スキルや生活支援までをカバーするものになっています。

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小野 博氏氏(おの ひろし)

日本リメディアル教育学会会長
メディア教育開発センター教授