A.R.T.という信念

正しい構想(Architecture)を具現化(Realization)すれば、おのずから味わい(Taste)を持った個性が姿を現す。

人は意識するしないにかかわらず「行動」に「目的」を持っています。その行動を思い描くことが「構想」です。実際の行動が「具現化」です。それはその人の人柄を表しもします。つまり「味わい」です。

正しい構想とは、行動の実現性等の評価の前に、目的の妥当性正当性を問うところから始まります。無意識の目的はなおさらのことです。具現化は構想を実現することですが、現実の世界では突然の交通事故のように様々な予期せぬ要因が具現化を妨げます。電車の故障などで行方を阻まれるようなものです。それを克服し具現化された後には、構想し具現化する主体の、人格が良くも悪くも示されることになります。

私たちは、妥当性正当性を持った構想、ポリシーやルールに基づき、様々な障害を予測・克服する具現化によって、パートナーの目的を達成するとともに、そこに品格のある味わいが現れることを目指します。それは同時に、私たちの目的でもあり品格でもあります。

A. 正しい構想(Architecture)

たとえば大学のWebサイトを制作しようとする時、その概念設計を行います。大学の中にはWebサイト制作の様々な目的があります。「受験生を集めるために、大学をPRしたい」とか、「研究業績をアピールして産学連携を促進したい」とか、「他の大学に比べて古臭いからデザインを一新したい」とか、いろいろあります。

大学は組織ですので、個人のいろいろな希望や目的が絡み合って、複合的な目的を持っているものです。またそれが、無意識的なものとして、多くの人たちに潜在していることも多いのです。こうした状況から、 Webサイト構築の目的として妥当性があり、かつ大学のヴィジョンと理念(価値観)に相応しい目的を見出すことが、まず私たちの仕事になります。たとえ大学から提示されたミッションであろうと、それを再検証します。

従って、多くの関係者からヒアリングをしたり、客観的なWebサイト診断を行って、目的としてふさわしいものを意識・無意識の中から抽出し、優先順位をつけてコンセプトを築きます。こうして、妥当で正当な理由による目的の共有が行われます。

これらの概念設計がおわると、打ち出したいコンテンツを整理し構造を設計します。次に、コンテンツの目的の応じて機能を設計します。同時にこれらを可能にするシステム設計、構造や機能を考慮した視覚設計が行われます。またWebサイトを運用するための組織、セキュリティなどの運用ルールを、運用設計として作成します。これらを合わせて構想といいます。

R. 具現化(Realization)

構想(設計)を実現させるためには、全体を俯瞰して作業を進めなくてはなりません。しかも、多くの人間による共同作業です。そのためには、チームとしての役割を自覚するとともに、数々の方針が必要です。同時にプロジェクトに携わる多くのスタッフは、その目的と、根底にある価値観を掌握しなければなりません。そうすればおのずから具現化の方法が見えてくるはずなのです。伝えたい内容に相応しい表現は何か、テキスト、画像、映像あるいは音声なのか、その複合なのか、最も効果的に伝わる手段と内容を選択します。

一方で具現化には様々な予期せざる困難が、その行く手を阻みます。予期せざる困難を如何に減らすか。言い換えれば如何に予期して、その対策を用意しておくか、そして、困難に直面した時の問題解決能力を如何に養っておくかということが重要です。
これらを合わせて具現化といいます。

ここには、チームの連携、大学のスタッフの皆様との連携、互いに問題を解決して目的に向かおうとする「ベクトル」が重要になります。

T. 味わい(Taste)

味わいは、結果として醸し出されるものです。大学のWebサイトで言えば、その理念や教育思想、長い間多くの人たちによって培われた文化というものを理解しながら、それを取り込んで作り上げれば、おのずからその個性、味わいといったものが醸し出されるはずなのです。

それは人間でいえば「人柄」というものかもしれません。流行に追われるものは流行と共に消えていきます。私たちは見かけから始めることを良しとしません。単に衣装や化粧によって彩られたものよりも、その中身の持つ良さを醸し出せるものづくりを心掛けています。

それが“A.R.T.”のあらゆる事業に対する思想です。

コンセプト

  • 教育への情熱
  • A.R.T.という信念
  • パートナーシップ